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コラム

世界を代表するメンズに習うサステナブルとは




サステナブルとは「持続可能な」という意味であり、昨今人々の意識に影響を与えているキーワードです。消費者の中には、多くの商品やサービスの中から、環境に配慮したサステナブルなものであるかどうかが、購入の判断になることもあるようです。


ファッション業界にもサステナブルな取り組みは、すでに世界中にある多くの企業でも導入されています。


さらに、世界を代表するメンズは、当然のようにサステナブルなファッションを身にまとっており、その装いや生活様式は人々に大きな影響を与えています。


表向きだけではない、彼らのサステナブルファッションのこだわりをご紹介いたします。


サステナブルは昔から英国紳士の習慣




英国を代表する紳士であるチャールズ皇太子は、その地位でありながら、服を擦り切れるまで着続けていることをご存知でしょうか。


これは、チャールズ皇太子に限ったことではなく、英国では伝統的なジャケットやコートを、仕立て直しながら若い世代に引き継いでいくという習慣があります。



これはまさに、素材を無駄にしない環境に配慮した行為であり、サステナブルという言葉が流行るずっと以前から、英国の人々にとっては当然の行為なのです。


しかし、どんなに高級な品であっても、ときには穴が空いたり、擦り切れたりしてしまうこともあります。そんなときでも、英国紳士は補修が必要な箇所に素材を継ぎ当て、引き続き使い続けます。


チャールズ皇太子が、革靴のひび割れ部分にパッチを貼り、長きにわたり大切に靴を履き続けることで「チャールズパッチ」という言葉も生まれました。また、チャールズ皇太子の装いとして、肘部分に継ぎ当てがあるジャケット姿を思い浮かべる人もいるでしょう。


継ぎ当てられたスーツや革靴を使い続けることに対し、物惜しみした姿を感じさせないのは、チャールズ皇太子がウェルドレッサー(=装い巧者)であるからです。




何年も変わらない体型や、仕立て直しをしてくれる人々への感謝の心など、まさに英国紳士のあるべき姿に、世界の人々は改めてサステナブルについて考えさせられたのではないでしょうか。


大統領就任式で最も注目されたサンダース上院議員




2020年世界中が注目した、バイデン氏VSサンダース氏の大統領選挙。


結果としてバイデン氏が大統領の座を勝ち取りましたが、実は大統領就任式において、注目を浴びたのはサンダース氏のファッションでした。


就任式に訪れたVIPたちが、ラグジュアリーブランドに身を包む中、サンダース氏が着用していたのは、地味な黒のスーツにこんもりとした防寒着、手には親指だけ分かれたかわいらしいミトンでした。


SNSではサンダース氏の気取らない姿に、「近所のおじいちゃんみたい」と話題になりましたが、サンダース氏が手にはめていたミトンが、実はサステナブルアイテムだったのです。


温かみを感じるそのミトンは、サンダース氏の地元バーモント州の支持者による手作りであり、その毛糸は着古したセーターをほどいたものでした。サンダース氏のために、地元の教師が手作りしてプレゼントしたミトンを、VIPが集まる就任式で着用するサンダース氏に、多くの人がサステナブルでエコだと好感を抱きました。


アメリカのファッション誌は、このサンダース氏の装いを「アンチファッション」だと酷評しました。しかし、「極寒のバーモント州で求められるのはオシャレよりも暖かさだ」というサンダース氏の姿に、地元の人々はもちろん世界の人々が、サンダース氏のエコロジーな装いにほっこりとした温かさを感じたのは言うまでもありません。


60’sアイビールック「VAN」創業者が伝えるサステナブル




最後に、日本で一世を風靡したメンズファッションを生んだ石津謙介氏をご紹介します。


石津謙介氏は、1960年代の日本メンズファッションで一世を風靡したアイビールックの代表となる「VAN」ブランドの創業者です。


アイビールックとは、1950年代にアメリカ東海岸で生まれたメンズファッションで、3つボタンのブレザー、ボタンダウンのシャツにコットンパンツとローファーを組み合わせるのがベーシックなスタイルです。




アイビールックスタイルを日本に持ち込んだVANブランドは、後世の日本におけるファッション業界にも、多大なる影響を残しています。


今や世界中で愛されるユニクロを展開する、ファーストリテイリングの会長兼社長の柳井正氏は、VANこそユニクロの原点であると言います。柳井氏の実家がVANショップを経営していたことで、カジュアルの全貌を学んだと語っています。


現在のファッション業界に大きな影響を与えた石津氏ですが、実は英国の習慣と同じく、服を次世代へと引き継ぐ、サステナブルな取り組みを続けてきました。




そのスタンスは、息子の石津祥介氏から孫の石津塁氏へと、実に3代にわたって引き継がれており、孫の石津塁氏が着用するアイテムには、50年モノのコートもあるとか。


現在、ケンズアイビーというブランドのクリエイティブ・ディレクターとなった石津塁氏は、今もなお残されている祖父・謙介氏のアイテムを「捨てるに値するものがない」と言います。




その言葉の裏には、ファッションで利益を得ることよりも、先代から自然と学んだ「良い服を長く大事に着る」という、環境に配慮する取り組みが自然と生まれています。そしてまた、その姿勢は次世代へと受け継がれていくのでしょう。


まとめ




世界で活躍する有名人は、ラグジュアリーブランドに身を包み、常に人々の憧れの的としてお手本にされています。しかし、多くの人が注目しているからこそ、身に着けるものに対する考え方や主張が明確になることも事実です。


世界を代表するメンズは、サステナブルファッションをナチュラルに装うことで、世界中の人々にサステナブルな取り組みを意識づける大きな影響力を持っています。だからこそ、多くの人から賞賛されるのでしょう。


ファッションはその人をカッコよく見せるだけではなく、その人自身が幸せを感じるものでなければいけません。人々がサステナブルファッションを身にまとうことで、遠くない未来がより良い環境になることを願うばかりです。